『人』が入り込める設計かつ”不完全”で”未熟”な状態が今『ウケる』秘密
SHOWROOM 代表 前田裕二さんが話していたことに共感を覚えたので、まとめながら自分の糧にしていこうと思います。
「面白い」は変わってきた。
誤解を恐れずに申し上げると、「面白い」は変わってきたと思います。
人の欲求って「楽」か「苦」じゃないですか。
あ、もちろんマズローでいうところの下から2番目までは満たしている日本においてのお話です。
※マズローの欲求5段階が分からない方はググってね。
「楽」=楽しい・気持ちいい
「苦」=痛い・苦しい
この感情があって、お金っていう判断基準があって、色々な動機が巻き起こっていると思っています。
つまりは人がお金を落とす場所は、こういった感情を処理できる場所であると。
しかし、技術の発達により消費プロセスが変わってきた今、ちょっとずつマネタイズできる場所が変わってきています。
作りこまれた既存のストーリーには飽きてきています。
例えば「共感」
・夢を諦めた
・夢を追い続けているが叶いそうにない
そんな人たちが、自分の夢の片棒を担ぐ『人』に、自己投影をして応援する構造は想像できるでしょう。
漫画やアニメでもある、人気のストーリーの『型』の一つです。
親が子に、叶えられなかった夢を託す。
師匠が弟子に、越えられなかった障害を打ち破る夢を託す。
現代版に置き換えると、それは「スナック」だと前田氏は表現しています。
人と人との関係が、距離関係なく繋がることができる今、逆にその関係が希薄にもなっています。
求める場所は、人と人が繋げれるコミュニティ。
これは自分の居場所探しとも言えます。
つまり、求めるものは自分が入り込めるスペースがあるモノ。
そこでのつながりが『価値』となり『ビジネス』となります。
だからオンラインサロンが流行っていたり。
その居場所の対価としてサブスクリプション型サービスが適していたり。
今、日本はモノに溢れている
あまりにもモノが溢れて、多すぎる日本では、逆に未完成で粗削りだけれども、ひたむきで一生懸命な、自分がそうありたかった姿に自己を投影し、少しでもその気持ちを味わいたいと応援するのだと思います。